そもそもアップサイクルとは? リサイクルとの違いも解説!
ファッションだけでなく、家具やフードなど多業種で広がっている“アップサイクル”の取り組み。廃棄品を生かし、新たなモノに形を変えるという点では、基本的にはリサイクルと同じ。けれど、両者には以下のような違いがある。
リサイクル:分別・回収されたものを資源に戻してから再び利用すること(例:ペットボトルをフリースの服にする)
アップサイクル:もとの素材をなるべくそのまま生かし、付加価値を与えることでより良い製品に作り変えること(例:穿けなくなったスカートをバッグにする)
つまり、リサイクルは再資源化に大きなエネルギーやコストがかかるけれど、アップサイクルはこれらを大幅に削減できる。そのため、環境負荷が少ない再利用法として注目されているというわけ。
とはいえ、そこにはユニークなアイデアやクリエイティビティが必要。ゆえにアップサイクルは「創造的再利用」と表現されることも多い。ちなみに、使用済みのタオルを雑巾にするなどの再利用は、“近いうちにゴミとして捨てられてしまう=価値が下がった”とみなされ、“ダウンサイクル”と呼ばれている。