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野菜や果物、コーヒー豆にナッツまで、よく使う食品の間違いがちな保存方法を改めてチェック。
いろいろなものの物価が上がっているなか、せっかく買った食品を腐らせてしまった……ということはどうにか避けたいところ。
食べ物の腐敗を防ぐベストな道は、適切な保存方法を知ること。どんな食品も冷蔵庫に入れればいい、というわけではないのだ。多くの人が誤解してしまっているかもしれない、保存方法を間違いがちな食品とその適切な保存のしかたを、栄養士が解説する。
※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
Translation: Ai Ono From redbook
アボカドは少々厄介な存在で、食べ頃の状態で購入することは難しい。優しい力で押して弾力を感じる程度に熟すまでは、キッチンカウンターなどに置いておき、数日以内に使う予定がない時は、冷蔵庫で保存しよう。
硬めのものは冷蔵庫で2週間、熟したものは冷蔵庫で1週間が保存の目安。食べる1〜2日前に冷蔵庫から取り出して、カウンターに置いておくとよい。
トマトには低温で活性化する酵素が含まれており、これがトマトを劣化させ、傷んでぶよぶよにしてしまうため、冷蔵庫で保存するのはNG。
そのため、完熟のトマトを買ってきた場合は、食べるまでは冷蔵庫の外に置いておくのがいい。スーパーで売られているトマトは輸送に時間がかかるため、通常は食べ頃の状態で店頭に並んでおり、購入後は数日以内に食べる必要がある。
りんごには熟成を早めるエチレンガスが含まれている。テーブルに1〜3日置いておいても平気だが、他のフルーツと同じボウルに入れてしまうと、エチレンガスにより熟成を早めてしまうため、りんごと他の果実は離しておくほうがいい。
冷蔵庫の野菜室に入れることでパサつくのを防ぎ、1カ月ほど保存することができる。
じゃがいもは、10度以下の場所では保存しないこと。冷蔵すると、じゃがいもに含まれるでんぷんが糖に変わり、風味や色が変化してしまう。
暗く涼しい場所で保存し、袋に入れる場合は袋に穴を開けて「呼吸」できるようにすること。適切な方法であれば、数カ月は保存できる。芽が出始めても、その部分を切り落とせば普通に調理が可能。
玉ねぎは湿気や光に非常に弱く、冷蔵庫は理想的な場所とは言えない。キャビネットやパントリーなど、薄暗く涼しい場所であれば、1カ月程度は保存できる。
冷蔵庫の中でも保存は可能だが、常温の時より日持ちしないのでご注意を。
全米コーヒー協会(National Coffee Association)によると、コーヒー豆は遮光性がある密閉容器に入れて常温保存するのが最適だそう。透明な容器では光が入ってしまい、豆の風味に影響を与える可能性があるためだ。
容器は暗くて涼しいキャビネットの中などで保存するのが望ましい。冷凍庫や冷蔵庫での保存は、豆が水分や他の食品の臭いを吸収してしまうため、あまりオススメできないとのこと。
ナッツは天然の油分がたっぷり含まれており、脂質が豊富。だがその脂質は腐りやすいため、適切に保存しないと風味が損なわれてしまう。
ほとんどのナッツは棚の中で2週間ほど保存が可能だが、冷蔵や冷凍で保存することで数カ月はベストな状態を維持できる。開封後は、密閉できる容器や袋に入れ、冷蔵庫や冷凍庫で保存して鮮度を保とう。
小麦の粒は、ふすま、胚乳、胚芽の3つの部分から構成されている。ふすまと胚芽を取り除いた精白小麦粉とは異なり、全粒粉はその3つすべてが残っている状態。ふすまと胚芽は油分が多く腐りやすいため、全粒粉は密閉容器に入れて冷凍庫で保存を。そうすることで、数カ月間鮮度をキープできる。
冷凍庫がいっぱいのときは、冷蔵庫でもOK。
ブラウンシュガーは、密閉できる容器や袋に入れ、暗く涼しい場所で保存しよう。シュガーキーパーを入れておけば、数カ月間は適度に湿度を保つことが可能に。
なお、賞味期限はおよそ半年ほどなので、長い間使っていないものは買い替えた方がいいかも。
From: ELLE JP